窓の断熱改修が増加・・・機能性と装飾性に優れた窓まわり商品をパッケージで提案 ビジネスチャンスの拡大へ
年々省エネへの関心が高まり、政府の「先進的窓リノベ2024事業」の後押しもあり、これまでの断熱性能に劣る単板ガラスの窓を、断熱性に優れた内窓設置や外窓交換による、窓の断熱改修が増加しております。
1,窓の脱アルミ化が進み、アルミ樹脂複合窓や樹脂窓が一般的に;従来型窓は内窓設置や外窓交換による窓の断熱改修が増加。
1)最近の住宅の窓は・・・断熱性能に優れた複層ガラスやLow-E複層ガラスが一般的になり、サッシ部は脱アルミ化が進み、断熱性能に優れたアルミ樹脂複合サッシや樹脂性窓が一般的になっております。
一般社団法人・日本サッシ協会の『2024年3月版住宅用建材使用状況調査』によると、戸建て住宅の窓のアルミ化率は全国で66,7%と減少し、樹脂性窓は33,2%増加しているということであり、
YKK AP(株)の第6次中期計画では戸建て住宅向けの高断熱窓化率を2024年度は90%、樹脂窓化率は40%を目標とするとなっており、今後ますます窓の断熱化が進み、窓は深化していくものと考えられます。
2)従来型の窓は・・・断熱性能に劣る単板ガラスにアルミサッシを使ったものが一般的でしたが、省エネへの関心が高まり、政府の「先進的窓リノベ2024事業」の補助金利用による、断熱効果に優れた内窓設置や外窓交換への改修、リフォームが増えています。
2,「先進的窓リノベ2024事業」の補助金申請状況は
政府発表によると、7月30日時点での申請状況は22%となっており、2024年4月~6月の交付申請戸数は7万5,249戸、交付申請金額は196億298万となっております。
前年度は当事業の初年度ということもあり、申請が集中し、LIXIL,YKK APなどサッシメーカーでは生産が追いつかず、大幅な納期遅延が発生するなど市場は混乱しましたが、2024年度は補助金が1,350億円に増額されたこともあり、又、メーカーでの生産キャパの増強等により、大きな混乱もなく推移しております。
3、窓の断熱改修は窓まわり商品の買替え需要の好機です
窓の断熱改修の機会を捉え、事業者登録により、内窓設置と窓まわり商品をパッケージで薦めていく、又は、事業者登録が無理とするなら、地域々の事業者登録企業とコラボして、機能性と装飾性に優れた窓まわり商品の提案による買替え需要の喚起・拡大を図っていくなど、政府による「先進的窓リノベ2024事業」の補助金制度を最大限活用し、ビジネスチャンスの拡大に繋げていただきたいものです。
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