【ニトリ のカーテン情報②】ベトナム・バリアブンタウの大規模カーテン生産工場の概要等
『NITORI HOLDINGS・ 統合報告書2024』が発表になりました。報告書の中で、ベトナム・バリアブンタウ工場でのカーテンの製造に関する発表がありましたので、工場の概要等 次の通りお届けいたします。
1,ニトリのカーテンの製造
発表によると、ニトリのカーテンの年間生産量は約1,250万セット、その20%にあたる約250万セットがベトナムのバリアブンタウ工場で生産されているということである。
バリアブンタウ工場は南部経済回廊の玄関口に位置し、2015年に設立。従来からのハノイ工場に加えて、2017年からホームファニシング、ホームファッション商品の生産工場としてスタート。
バリアブンタウ工場は単なるカーテンの縫製工場ではなく、『原材料の糸から~織り・編み~染色を経て~縫製~出荷』までの全工程を一貫して行う、世界でも希な垂直統合(Vertical Integration)型大規模カーテン生産工場である。
最先端の設備機器を導入し、高品質の商品を多くのお客様にお届けできる製造体制が整っており、お客様の困りごとを解決する、機能性に優れたカーテンの商品開発を進めるなど、今後もラインアップを拡大していくということである。
2,自社工場拡張による、更なる生産能力、生産性向上へ
ベトナムはASEANの中では、CIT(法人所得税)が20%、VAT(付加価値税)が8%と税制面でも恵まれており、拡大する販売網、販売力に対応すべく、自社工場の生産能力増強と需要の季節変動に対応する倉庫スペースの確保を目的に自社工場の増設・拡張を推進。グループ会社を活用した原材料のソーシング活動を強化していくとうことであり、
製造物流小売業の強みをいかした商品・サービスの提供がますます強化されるものと考えられます。
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