【決算発表】 東リ(株)の2025年3月期・第3四半期決算と経営成績の概況等
東リ(株)から、2025年3月期第3四半期決算が発表になりました。連結業績は売上高750億4,600万円(前年同期比2,5%増)、営業利益は21億7,100万円(前年同期比24,1%減)となりました。
1、連結業績、セグメント業績(単位;百万円)
売上高 | 前年同期比 | 営業利益 | 前年同期比 | |
連結業績 | 75,046 | 2,5%増 | 2,171 | 24,1%減 |
セグメント業績・プロダクト事業 | 45,265 | 1,7%増 | 1,594 | 26,4%減 |
〃 ・インテリア及び工事事業 | 48,534 | 1,5%増 | 1,360 | 20,0%増 |
2、経営成績の概況等
1)連結業績は・・・当期は中期経営指標・全項目(連結売上高1,000億円以上、営業利益40億円以上、連結ROE7,0%以上、リサイクル率85%以上、産業廃棄物排出量40%以上削減・2019年度比)達成をめざし、各重点戦略の総仕上げを進めてきた。これらの結果、当第3四半期における連結売上高は75,046百万円、前年同期比2,5%増、利益面では製造原価の低減や販管費の縮減に努めてきたが、原材料価格の上昇等により、営業利益は2,171百万円、前年同期比24,1%減となった。
2)セグメント業績・プロダクト事業では・・・当第3四半期に新発売した高付加価値製品を中心に販促活動に注力してきた。又、各種原材料価格や物流費の上昇などを背景に、上代価格の改定を実施し収益改善に努めた。
カーテンでは、住宅向けカーテン「フフル」や教育・医療施設向けカーテン「コントラクトカーテン」の販促に注力してきたが、オーダーカーテン需要が弱含みで推移し、売上高は前年を下回った。
ビニル系床材の全体の売上高は前年比微増となり、カーペット、壁装材全体の売上高は前年並みで推移した。
これらの結果、プロダクト事業の売上高は45,265百万円、前年同期比1,7%増、セグメント利益は1,594百万円、前年同期比26,4%減となった。
3)セグメント業績・インテリア及び工事事業では・・・国内建設業における時間外労働上限規制の適用や高止まりする建設コストへの対応など、生産性の向上と質の高いサービスへのニーズが高まっている中で、仕入価格の上昇に応じた販売価格への転嫁を進めつつ、東リブランド新製品を中心とするきめ細かい商品提案に注力してきたことで、インテリア及び工事事業の売上高は48,534百万円、前年同期比1,5%増、セグメント利益は1,360百万円、前年同期比20,0%増となった。
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