抗ウイルスカーテン地の優良誤認表示問題等
消費者庁が抗ウイルスカーテン地の優良誤認表示への改善要請を行う!
今般、消費者庁は新型コロナウイルスに対する予防効果を標榜する
抗ウイルスカーテン地(2事業者・2商品)に対し、緊急的処置として、
景品表示法・・・優良誤認表示
の観点から表示の適正化についての改善要請を行いました。
「優良誤認表示」とは商品・サービスの品質、規格、その他の内容について、
消費者が当該商品の効果について著しく優良であると誤認してしまう表示をいい、
新型コロナウイルスについてはその症状特性が明らかになっておらず、
試験機関における試験方法・評価も現段階では十分には確立されていないという
消費者庁の判断での今回の改善要請となったものと考えられます。
今後カーテンやスクリーンにおいて高質化・高機能化への研究開発が進む中で
その効能や評価について、カタログ上やWEBでの表示や訴求方法において、
関連法規に沿ったものであるか,消費者に誤認を与える誇大表示になっていないか等
当該部門である商品開発・設計及び販促部門だけに判断を委ねるのでなく、
客観的な判断組織として、例えば「コンプライアンス委員会」なる機能を設け、
運用管理・監督をしていくといったことが重要であると考えられます。
消防法第8条の3に関わる管理体制の強化へ
消防法第8条の3に絡む法令違反や防炎ラベルの管理のずさんさなど、
インテリア業界では何年かに一度は問題が発生しております。
今回の「優良誤認表示」問題発生を機として、
「社内の防炎管理体制に緩みはないか・・・
防炎ラベルの管理は適法・適正に行われているか・・・」
今一度の社内管理体制の見直し・徹底を期したいところです。
ーインテリア技術開発研究所よりー