【決算発表】SUMINOE(株)2026年5月期・第1四半期決算と経営成績の概況等

SUMINOE(株)の2026年5月期・第1四半期決算が発表になりました。当期における連結業績は売上高254億65百万円、前年同期比3,7%増、インテリ事業では同5,5%増となったものの、カーテンの売上高は前年同期比▲8,5%と大幅に減少しました。 

1、連結業績・セグメント業績(単位:百万円)

売上高  前年同期比営業利益前年同期比
連結業績25,4653,7%増318285,8%増
セグメント業績・インテリア事業9,0155,5%増20
   〃   ・自動車車両内装事業15,8743,3%増8207,2%増

2、経営成績の概況等・インテリア事  

当グループ事業に関連のあるインテリア業界においては、国内の新設住宅着工戸数は前年同期比▲11,7%と大幅に減少し、非住宅分野における着工床面積では同▲16,6%減と厳しい経営環境下が続く中、インテリア事業においては、業務用タイルカーペットの納入件数が増加したほか、「空間」全体をデザインするスペースデザインビジネスが大きく伸長し、売上高は前年同期比5,5%増となった。営業利益は20百万円(前年同期はセグメント損失1億14百万円)となった。

業務用カーペットでは…水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS(エコス)」の納入物件数が増加し、売上高は前年同期比0,4%増となった。

家庭用カーペットでは…中高級ゾーンに対応するラグマットなどの新たな販路開拓や他社との差別化戦略をめざす販売戦略の見直しに注力するものの、市況低迷による販売競争の激化などにより、売上高は同▲11,7%減となった。

壁装関連では…価格改定や防犯対策需要によるウインドウフィルムの販売貢献により、売上高は前年同期比8,6%増となった。

カーテンでは…一般家庭向け「U lifeカーテンvol.11」の販売が伸長したものの、2025年7月に新発売した一般家庭向け「mode S カーテンvol.11」が改廃時期の重なりにより減少し、カーテンの売上高は前年同期比▲8,5%と大幅に減少した。

スペースデザインビジネスでは…大型商業施設向けの内装やタワーマンションのオプション販売などの堅調な受注により売上高は同32,6%増となったということである。

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