【決算発表】LIXIL、YKK APの2026年3月期・中間期決算の概況等…『窓の深化&サッシメーカーの動向には絶えず関心を』    

(株)LIXIL、YKK AP(株)の2026年3月期・第2四半期(中間期)決算が発表になりました。室内装飾事業経営にとって、近年の高断熱窓の普及・拡大や特殊窓の増加等々、窓の深化と窓まわり商品の関係性は絶えず注視していく必要があり、サッシメーカーの動向には絶えず関心を払っていく必要があります。両社の中間期決算では、新設住宅着工戸数の6ヶ月連続の減少の影響で、新築住宅向けの建材等の需要が低迷しており、窓まわり商品も下期からこれら影響を受けるものと考えられ、早め々の対策が求められるところです。

1、セグメント業績 単位;億円(窓に関わりのある事業)    

決算期  売上高  前年比 営業利益 前年比 
LIXIL  ハウジングテクノロジー事業    2026年3月期  2,59199,2%123100,8%
YKK  YKK AP事業2,68699,2%5493,3%

2、経営成績の概況等

■LIXIL・ハウジングテクノロジー事業・・・ハウジングテクノロジー事業(住宅サッシ、エクステリア、ビルサッシ、住宅サービス事業)においては、新築住宅着工の低迷による影響が続いており、内窓設置等の窓リフォーム補助金対象商品のプロモーションを展開中。売上は新築住宅向けの落ち込みをリフォーム向け商品がカバーし、前年同期比99,2%の2,591億円となった。営業利益は価格改定とリフォーム向け商品の売上増により、前年同期比0,8%増の123億円となった。内窓等リフォーム向け商品の売上構成比は42%となっており、第3四半期以降も売上増の見通しである。

■ YKK AP事業・・・国内では、建築物省エネ法の改正を見据えた前年度末の新設住宅着工申請の駆け込みの影響が続いており、住宅用高断熱窓や内窓を中心としたリフォーム商品、ビル改装分野の販売は前年同期を上回ったものの、国内全体では前年同期並みとなった。海外市場では、北米のビル建材、住宅建材ともに前年同期を下回り、中国、台湾では好調に推移した。これらの結果、売上高は前年同期比99,2%の2,686億円となった。営業利益は資材価格の高騰や販管費の増加等の影響を製造コストダウン等で吸収できず、前年同期比93,3%の54億円となった。

画像はYKK APの内窓・新色カームブラック

(出所;両社2025年3月期・第2四半期決算短信、決算補足説明資料等より引用・作成。)

🔶参考情報「先進的窓リノベ2025事業」補助金申請状況は11月17日時点で50%・・・LIXIL、YKK AP両社の2026年3月期・第2四半期(中間期)決算では、新築住宅需要が低迷している中で、内窓設置等補助金対象のリフォーム商品が売上を押し上げています。環境省発表の「先進的窓リノベ2025事業」の補助金申請状況は50%(11月17日時点)4月~10月間における交付申請戸数は20万7,929戸、交付申請金額は552億8,364万円 となっています。

■サンゲツ、東リ、タチカワブラインド、トーソー及びニトリの決算発表も合わせてご参照ください。

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