続報:ニトリグループが『カーペット・敷ふとん」のリサイクル回収を期間、地域限定で実施中
ニトリが4月28日(金)~5月31日(水)の約1ヶ月間、神奈川県内の27店舗で、「カーペット・敷ふとんのリサイクル回収」を実施、展開中です。
ニトリグループは「ごみを出さない・ごみを減らす・ごみを資源に回す」ことをめざし、廃棄物の排出自体を減らすとともに、排出後においても埋め立て・単純焼却処分といった資源化されない廃棄物の削減に努め、排出前・排出後の両輪で活動を推進していくということであり、
カーテンの回収~リサイクル化とともに、今後は全国展開に向けた環境負荷低減活動をめざしていくものと考えられます。
◈先の2023年4月2日の投稿分です。併せてお読みください。
ニトリグループが「カーテン回収~リサイクル化」につづき、「カーペット・敷きふとんの再資源化」する仕組みを構築!
ニトリグループは(株)タケエイ、住友大阪セメント(株)3社協業での実証試験により、「カーペット・敷ふとん」を再資源化する仕組みを構築し、「資源をひとつも無駄にせず、ゴミを出さない」取り組みが可能になりました。
ニトリグループは、これまでカーテンのリユース化や断熱材へのリサイクル化、羽毛布団の再製品化と、顧客直結・地域密着型による資源の有効活用と循環促進に取り組んできておりますが、この度神奈川県の8店舗での実証試験を経て、カーペット、敷ふとんの全国・全店舗での回収~再資源化への仕組みづくりが出来るようになりました。
◈3社協業による再資源化実証実験の工程は次の通り・・・
①回収工程・ニトリ ⇒ ②中間処理工程・タケエイ ⇒ ③再資源化工程・住友大阪セメント
回収工程では・・・ニトリの神奈川県の実証店舗8店舗にて、2022,12,12より~2023,1,8において、お客様が不要になったカーペット、敷ふとんを店頭または配送時に無料で回収。
中間処理工程では・・・(株)タケエイにて、回収されたカーペット、敷ふとんをセメント材料として使える状態に破砕処理する。(株式会社タケエイ:本社は東京港区 再資源化事業、資源リサイクル事業等に携わる企業として、地球の環境保全と環境負荷低減を推進)
再資源化工程では・・・住友大阪セメント(株)にて中間処理工程で破砕された材料をセメント製造における1,450℃の焼成工程の熱エネルギーとして利用。発生した灰部分はセメント原料として再利用。
◈ニトリの製造から~販売までSPAとしての強みをいかした環境負荷軽減への取り組みは・・・
「カーペット・敷ふとん」は消費者が処分に困る製品の第1位、第2位にランクインされるとのことであり、消費者の不平、不満、要望等に真摯に耳を傾け、応えていくという取り組みは『消費者と共創・協働して社会価値を向上させる経営』そのものであり、ニトリでの買い物が環境負荷軽減につながるという、お客様にとってわかりやすい、川上から川中~川下までのものづくりの仕組みづくりをめざすものとして注視していく必要があります。
◈現行のカーテンやロールスクリーン等の窓回り商品においても・・・
窓回り商品においても、産業廃棄物としての埋め立てや単純焼却処分という現実から、廃棄物の排出自体を減らす取り組みや、再資源化を考慮した分別化しやすい「ものづくり」は、サステナブル志向社会における企業の責任であり、時代の要請であります。
ーーーインテリア技術開発研究所「BLOG・インテリア余話」よりーーー