カーテンファブリックスの用途開発・拡大へ・・・パネルスクリーンによる窓まわり・まじきり需要の喚起・拡大に向けて
おうち時間や働き方など生活様式が様変わりする中、室内をもっとおしゃれに、使い勝手良く仕切りたいという要望が高まっています。窓回りやまじきり商品としてのパネルスクリーンの良さを改めて見直して、新たな需要の掘り起こし、拡大に向けての提案です。
1,パネルスクリーンの需要喚起・拡大へ・・・
パネルスクリーンは窓辺の装い、演出だけでなく、室内空間をおしゃれに、使い勝手良く仕切ることが出来る「間仕切り」として、窓回り商品の中でも洗練された、活用範囲の広い商品です。
◈窓回り商品として ◈部屋のレイアウトの変更等室内空間の間仕切りとして ◈クローゼットや押し入れのおしゃれなドアーとして ◈お部屋のタペストリーとして ◈オフイス空間における間仕切りや会議スペース、くつろぎ空間づくりに・・・などなど
おうち時間の増加や働き方改革など、消費者の嗜好や生活様式が大きく様変わりする中にあって、室内空間を暮らし方に合わせた、おしゃれで、使い勝手のよい間仕切りとして・・・パネルスクリーンは最適の商品であり、カーテンファブリックスの用途拡大・需要拡大が期待される商品です。
2,パネルスクリーンはインテリアコーディネーター・窓装飾プランナー・専門店の皆様のセンス、腕の見せどころです。
◈パネルスクリーンはテキスタイルの美しさや質感表現にすぐれた商品であり・・・色柄や素材や透け感はどうするなどなど、カーテン・ファブリックスから自由に選ぶことが出来るのが大きな特長であり、カーテン地の使用量、消費拡大に大きく貢献することが期待されます。但し、カーテン地の選定にあたっては、パネルスクリーン特有の外観特性上の問題や裁断縫製上の注意事項も多く、窓回り商品の中では難易度の高い商品であり、専門的知識が求められ、腕の見せどころです。
◈パネルスクリーンは最適の「しつらえ」が求められます・・・パネル幅やタタミ代はどうする?、チャンネル数は?、レール延長時の収まりは?等々・・・用途や取り付け場所に応じた最適の「設え」が求められます。顧客の皆さんに喜ばれる、洗練された、使い勝手の良い「まじきり」の提案&商品・サービスの提供は、貴社・貴店等皆様の強みとなり、センスと腕の見せどころです。
3,パネルスクリーンの良さをもっと知ってもらうために・・・パネルスクリーンの普及・告知活動の強化!・・・
イタリアなど南欧では窓回り商品の半数はパネルスクリーンが使用されているとのことであり、近年のハイサッシ・ワイドスパンの窓には、おしゃれで、洗練された商品として、パネルスクリーンはお似合いであり、窓回りだけでなく間仕切りとしての活用範囲も広く、窓回り商品市場の活性化や間仕切り需要の拡大に向けて期待される商品です。
パネルスクリーンの良さ、使い勝手を、もっと広く知ってもらうためには、トップメーカーである立川ブラインド工業をはじめとする、メーカー主導による新たな「仕掛け」と「告知活動」を期待したいところであり、業界挙げて、昨今の話題性に乏しいWT商品市場に、新たな風を起こしていただきたいと願うところです。
例えば、過去のローマンシェードの普及・告知活動を例にとると・・・ローマンシェードが国内で初めて上市された当初は、トーソー(株)による「全国48箇所でのローマンシェードの採寸から縫製加工までの講習会」の実施と、ローマンシェードの何たるかを広く知ってもらい、理解してもらうための啓蒙書籍としての「ローマンシェードブック」を出版し、全国規模での市場創造活動と告知活動を展開していったことが、今日のローマンシェードの市場形成に大きく寄与したものと考えられます。
パネルスクリーンについては・・・上市から今日まで、積極的な仕掛けや市場創造活動が見られなかったことが、需要の広がりを欠き、今日における市場低迷の要因の一つかもしれません。
本来なら他のメカモノ同様、20~30億円市場を形成していて然るべき商品であり、パネルスクリーンの良さ・使い勝手を広く知ってもらうために・・・メカ部の機構改良や対応ファブリックスの研究開発とともに、パネルスクリーンの普及・告知活動の強化を図り、低迷するカーテンファブリックス市場の活性化へつなげていきたいものです。
***インテリア技術開発研究所・「BLOG・インテリア余話」***