人と環境にやさしい窓回り商品<その3>・・業界を代表する各社の『統合報告書2023』より~環境・社会課題解決への取り組み状況等
各業界を代表する、サンゲツ、立川ブラインド、YKK AP,ニトリの「統合報告書2023」の発表が出揃いました。各社ともマテリアリティ(重要課題)の中で、環境・社会課題解決に向けた取り組み強化が掲げられています。各社の同事業への取り組み状況等について、次のとおりお届けさせていただきます。
◈サンゲツ、タチカワ,YKK AP,ニトリ各社の環境・社会課題解決への取り組み状況等
カーテン壁装業界、ブラインド業界、サッシ業界、製造小売業界を代表する各社の「統合報告書2023」における環境・社会課題解決に向けての取り組み状況は次のとおりとなっております。(下表参照・一部抜粋)
人と環境にやさしい持続可能な社会への貢献と企業価値向上は中期事業計画における最重要経営課題であり,ステークホルダーとの共創・協働による具体的成果の実現・積み上げが求められるところです。
マテリアリティ等 | 取り組み状況等 | 目 標 等 | |
サンゲツ | 商品のリサイクル 見本帳リサイクル | サーキュラーエコノミー社会の実現、廃棄物の再資源化・有効活用、 サステナブル素材の有効活用 | 2025年度目標・・・ ・単純処分の廃棄物量の削減2021年度比4%減 ・リサイクル率(有効利用率)90%以上 ・見本帳リサイクル冊数30万冊 (営業の回収分全量リサイクル) |
タチカワ | 安心・安全・快適で環境に配慮した住空間の提供 | 環境配慮型製品の 開発体制の構築と市場導入 技術研究棟の新設 | ・安心・安全・快適を基本とした製品の市場導入 ・「技術研究棟」の活用による省エネ製品の 研究開発やノウハウの蓄積、サステナブル 製品のスピーディな開発と市場導入体制の構築 |
YKKAP | 商品による社会課題解決と競争力の源泉となる「ものづくり」 | 商品・サービスによる社会課題解決への挑戦、新たな価値を創造し社会の持続的発展への貢献 | 2023年度 2024年度 ・高断熱窓化率 84% 90% ・樹脂窓化率 35% 40% ・サステナブル 商品売上比率 40,6% 39,1% *サステナブル商品とは・・・環境省エネ、防災、安全安心、健康等SDGs達成に貢献する商品 |
ニトリ | 環境に配慮した 事業推進 | 原材料の余すことのない有効活用 技術革新による再生素材の有効利用 | 2030年度までに(国内事業対象)・・・ ・廃棄物排出量30%削減 ・産業廃棄物の資源化率95%以上 ・企画設計段階から再資源化を見据えた商品開発 ・商品梱包材の回収資源化の推進 ・持続可能な木材調達の実現 |
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