SDGsの実現に向けて—消費者志向経営—
消費者庁長官・伊藤明子氏による「日経SDGsフォーラム」基調講演より(2022年5月開催・役職は当時)
環境に配慮した商品・サービスの提供・提案等、持続可能な社会の実現に向けて、
「消費者」と「共創・協働」して「社会価値」を向上させる経営
が重要であると、伊藤長官は基調講演の中で述べられており、消費者の省エネや、環境に優しい再生可能な商品への関心の高さや、社会貢献に繋がる消費行動等への参画意識は今後ますます強まる中にあって、「消費者志向経営」の重要性を伊藤長官は説いておられます。
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「ニトリグループ」が2022年8月13日の読売新聞等全国紙において、全国562店舗による「カーテン回収キャンペーン」の全面広告を打ち出し、
「そのカーテンには まただれかの 笑顔をつくってほしい」
と消費者への参画を呼び掛けています.SDGsの実現に向けて、地域密着型・顧客直結型の戦略としてその発信力・提案力は評価出来るものです。
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インテリア業界においても,SDGsへの取り組みについて、例えばインテリア産業協会等、業界を代表される皆様に音頭をとって頂き、川上~川中~川下の企業の皆様が一体となっての消費者への仕掛けや情報発信力の強化を期待したいものです。
室内装飾事業を取り巻く経営環境が厳しい中にあって、業界の活性化、WT商品市場のビジネスチャンスの拡大等に向けて、
「もっと前へ、情報発信力の強化を・・・」 期待したいところです。
(5月10日配信済みの「SDGsとエシカル消費に対する消費者行動」も併せてご参照下さい)
・・インテリア技術開発研究所「BLOG・インテリア余話」より・・・