人と環境にやさしい『 国産スギ使用・木製ブラインド』の需要拡大・市場拡大を ・・・皆で応援していこうではありませんか!
林野庁において「民間活力による持続可能な循環型森林経営への取り組みや、住宅分野における輸入材から国産スギ材・製品への転換」計画が進められております。先発メーカーである東京ブラインド工業、ナニックジャパンでは国産スギ材の有効活用による木製ブラインドを既に発売中ですが、この5月に、立川ブラインド工業より国産スギ材の木製ブラインドが新たに発売されました。資源循環型社会の実現に向けた、国産スギ・木製ブラインドの需要拡大・市場拡大が期待されるところです。
1,木製ブラインドに関するこれまでの「BLOG・インテリア余話」では・・・
木製ブラインドの防炎認定問題や国産材の利用促進等について、当BLOG上で特集を組んで投稿・公開してきておりますが、下表の通り、これまでの記事とあわせてご参照下さい。
投稿・公開日 | テーマ(区分①) | テーマ(区分②) |
2023年12月4日 | 防炎行政と法改正の歩み | 木製ブラインドの「防炎物品」認定に向けて |
2023年12月2日 | 人と環境にやさしい窓回り商品 | 木製ブラインド等国産スギ材の需要拡大に向けて |
2023年4月27日 | 木製ブラインド・特集その3 | メーカー別樹種材一覧と全樹種防炎に向けて |
2023年4月20日 | 木製ブラインド・特集その2 | 国産材の利用促進・需要拡大への取組みについて |
2022年12月14日 | 森林資源の循環利活用 | 木製ブラインドの材料調達~製品化のあり方等 |
2,林野庁、国交省による循環型森林経営への取り組みと国産スギ材・製品への利用促進等・・・国産木材の有効活用は、サステナブル志向社会にあって、人にも環境にもやさしい「ものづくり」として、官民挙げての取り組みが進められており、国産スギ材の利用促進・需要拡大に向けては次のような政策・推進計画が掲げられております。
・木材利用をしやすくする改正建築基準法の円滑な施行。(令和6年4月~)
・住宅分野における輸入材から、国産スギ材・製品への転換促進。
・集成材工場、保管施設等の整備支援。
・建築物へのスギ材利用の機運の醸成等
2、国産スギ材の窓回り商品への利用促進と市場拡大へ・・・現行の木製ブラインドは59,3億円の市場規模となっており(NIFの2022年度市場規模の策定より)、天然木の持つ質感と高級感が好まれ、今後の広がり・市場拡大が期待される商品ですが、その大半はバスウッドや竹やレッドシダーなど、北米、中国、東南アジアからの輸入材が占めております。
官・民一体となった「住宅分野における輸入材から国産スギ材・製品への転換促進」の動きの中で、東京ブラインド工業、ナニックジャパン、立川ブラインド工業3社による国産スギの有効活用による木製ブラインドの市場投入・発売は、資源循環型社会の実現に向けた、人と環境にやさしい窓回り商品として、消費者の期待・関心も高く・・・業界挙げて応援していきたいものです。
国産スギ材の有効活用は木製カーテンレールやスダレなどへの応用展開も考えられ、環境配慮型の窓回り商品の一層の広がり・拡充が期待されるところです。
3、「資源の持続性・環境の持続性」に配慮したものづくりへ・・・2030年のSDGs開発目標達成に向けて、「資源の持続性と環境の持続性」に配慮した、人と環境にやさしいものづくり・窓回り商品の開発は時代の要請であり、持続可能な社会への貢献と企業価値向上が求められるところです。
【国産スギ・木製ブラインドの詳細については上記各社のホームページ、製品カタログを参照下さい】
***「BLOG・インテリア余話」インテリア技術開発研究所***