月: 2025年10月

【業界・企業探訪④】日本リサイクルカーペット協会、家具インテリア リサイクル&リニュー協議会におけるリサイクル活動状況

「日本リサイクルカーペット協会」「家具インテリアリサイクル&リニュー協議会」では資源循環型社会の実現に向けて業界一体となった取り組みが進められています。2025年版「ものづくり白書」では、サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行の重要性が説かれており、「資源の有効な利用の促進に関する法律」では、製品のライフサイクル全体を通じた資源循環の促進・強化が定められており、持続可能な社会の実現は業界及び企業に求められる時代の要請であるといえます。

1,カーペット業界、家具インテリア業界におけるリサイクル活状況等・・・ 

サーキュラーエコノミー社会の実現に向けて、業界一体となっての取り組みが進められている「日本リサイクルカーペット協会」、「家具インテリアリサイクル&リニュー協議会」の活動について紹介させていただきます。

日本リサイクルカーペット協会(会長近藤忠雄氏)は、タイルカーペットの水平循環リサイクルの普及促進を目的に2023年11月に発足。加盟企業は90社。

同協会によると、使用済みカーペットの大半は廃棄、埋立処分されており、タイルカーペットの水平循環リサイクルに向けて業界挙げての取り組みを推進中であり、リサイクル率は現状20%、将来的には50%をめざすということです。   

サーキュラーエコノミーを業界全体の協働連携によって実現させるために、2023年6月に「家具インテリアリサイクル&リニュー協議会(会長岡田賛三氏)を発足。加盟企業は44社。

同協議会によると、不要家具のリサイクルだけでなく『製品の企画研究開発~材料の調達~製造~流通~使用~修理~リユース~不要家具の回収・引き取り~適正な処理と再生』を基軸に、資源循環と森林生態系保全、温室効果ガスの削減に注力し、持続可能な社会に求められる家具インテリア業界をめざすということです。

2,「2025年版・ものづくり白書」;「資源有効促進法」において・・・ 

■2025年版・ものづくり白書において、『サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現は、資源の再利用による製造過程でのCO2排出削減や廃棄物削減を通じてGXの推進に大きく貢献する』となっています。

■2025年2月に閣議決定された「資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効促進法)」の改正案では、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を一層強化し、国内における再生材利用拡大や環境配慮設計の可視化・価値化等、製品のライフサイクル全体を通じた資源循環を促進していくことが定められています。

🔶ウインドートリートメント業界挙げての取り組みを・・・ 

カーテン、ブラインド、カーテンレール等使用済み窓まわり商品の大半は焼却、埋め立て処分されている現状から、再生材の利用拡大や製品のライフサイクル全体の環境負荷低減を考慮した製品設計の促進・強化は時代の要請であり、他業界に遅れることなく、WT業界挙げての資源循環型社会の実現に向けた取り組みが求められるところです。

***「BLOG・インテリア余話」インテリア技術開発研究所*** 

 

 

【先進的窓リノベ2025事業】補助金申請状況は39%…ユーザーへの「窓の断熱・補助金制度」の推奨&窓まわり商品の買い替え需要の促進強化へ    

環境省発表によると、10月19日時点での「先進的窓リノベ2025事業」の補助金申請状況は39%に留まっています。一般社団法人・日本サッシ協会発表の「夏の住まいユーザー意識調査レポート(窓リノベ)」によると、この補助金制度を知った場合は窓の断熱に対するユーザーの意識は大きく変化するという調査結果であり、ユーザーへの補助金制度の認知徹底と窓まわり商品の買い替え需要によるビジネスチャンス拡大へ

■「先進的窓リノベ2025事業」補助金申請状況 

補助金申請状況は10月16日時点で38%4月~9月までの累計申請件数は16万6,685戸、金額で435億4,888万円の進捗状況である。  

■窓の断熱改修等「夏の住まいユーザー意識調査レポート(窓リノベ)」調査報告 

【出所】日本サッシ協会「快適な住まい情報室」調査報告 PRESS REREASEより引用・作成。 今夏の記録的な猛暑の中で、築年数20年以上の戸建住宅にお住いの25歳~75歳の方々を対象に8月下旬に実施されたもので、窓の断熱に関する消費者の価値観や潜在ニーズを探るための調査報告となっています。

1)夏の快適性への悩みでは「窓から強い日差しや熱気が入る」が34,5%を占めた。

2)夏の住宅における暑さ対策は「カーテンやブラインドを使用」が58,0% 

3)「窓の断熱リフォーム」については、認識しているが51,9%を占めているが、実際に窓のリフォームを実施した方は14,5%にとどまっている。 

4)「先進的窓リノベ2025事業」を活用すると断熱回収費用の約50%の補助金を受けられるが窓の改修意欲は高まるかの問いに対しては・・・   

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サッシメーカー、工事店との情報共有&コラボによるビジネスチャンス拡大へ

日本サッシ協会の調査発表によると、夏の快適な住環境には、窓から入る熱気や強い日差しを遮る「窓の断熱」が大きく影響しており、窓の断熱リフォームを認識している方は51,9%を占めながら、実際に実施された方は14,5%に留まっているということである。

「先進的窓リノベ2025事業」については、全く知らないと回答した人が60%とのことであるが、この補助金制度を知った場合は約50%が窓の断熱リーフォームへの意識が高まると回答、消費者の意識が大きく変わることが確認できたということである。

ウィンドウトリートメント業界においても、中古住宅への「窓の断熱、先進的窓リノベ事業」を推奨していくとともに、サッシメーカー、工事店の方々との情報共有、コラボによる「窓の断熱工事+カーテン等窓まわり商品の買い替え・新規需要」をセットで、・・・ビジネスチャンスの拡大を図っていきたいものです。

***「BLOG・インテリア余話」インテリア技術開発研究所***